健康づくり体験談・川柳

健康づくり体験談・川柳

健康づくり体験談

「健康自慢」のみなさんが、日頃から取り組んでいる健康法や健康づくりの秘訣などを、ご自身の体験をもとに、ご紹介いたします。
 独自のユニークなものから簡単に実践できる健康法まで、さっそくみなさんも始めてみてはいかがでしょうか?
 みなさんの健康づくりのヒントになれば幸いです。

  • ※令和6年8月1日〜9月30日に募集したものの中から、受賞作品を掲載しています。
  • ※取組による効果は、個人の感想です。
  • ※年齢や記載内容は応募時のものです。
〔最優秀賞〕
畑からもらった健康と寿命 那須烏山市 磯 和子 様(92歳)
 定年になったら郷里に帰りのんびり暮らしたい、そんな思いが叶いふるさとの山に小さな家を建てた。ところがのんびりとは真逆な事態にあわてた。毎日が日曜日、今まで味わったことのない退屈、これからが長い日々をどう過ごせばいいのだろうか。第二の人生の入口で躓いていた。
 そんな時、夫の旧友が“野菜作りでもやったら”と声をかけてくれた。農家生まれの私は、親たちの仕事を見ており、百姓の大変さを知っている。学校を出て東京に職を得た私に百姓の経験はない。それでもこの退屈からの脱却と心が動いた。やってみたいと。
 私の畑仕事が珍しいのか、おかしいのか、はたまた見ていられなかったのか、四人の農婦の方が代わる代わる手伝ってくださった。四人はベテランの野菜農家。百姓の流は万流と言いながら熱心に教えてくださった。おかげで俄百姓の私の野菜も上々の成果。
 畑の一年は足早に過ぎ気がついた時、十余年になっていた。畑友から“すっかり百姓覚えたね”と言われた時はうれしかった。畑での四人のコミュニティ、時に畦で缶ビールをあけ小さな旅行だと楽しんだり、畑作を通しての交わりを深めた。
 保育園が職場だった私におゆうぎ的な踊りがあり、体操代わりに踊ったことから、いつか民謡踊りなども畦で手を振っていた。いつか本当の踊りを私の家でと四人が踊りを始めた。人づてにこのことを知った方が一人二人と増え、今七人の仲間と楽しんでいる。老人ホームへ慰問、敬老会でのアトラクションなど下手でもいいとのことで踊っている。新しいことに挑み、やってみる、家にこもらず外へ出てみる、小さな四人グループであった畑友はみな元気。私は今年九十三歳。この寿命と健康は畑からその友だちからいただいたと思っている。退屈などどこにもない日々を楽しんで生きている。
〔優秀賞〕
みんなでおしゃべり健康づくり 栃木市 早乙女 のり子 様(77歳)
 手術前の検査で各部所の障害、病気が見つかり次々の手術で生きているのが信じられなく、生きて行くのにがっかり感を覚える毎日でした。子供達の生活を考えると、自分の疾病障害を言うことが出来ないし、かえって心配を多いにかける事となるので、一切話さず手術を受けました。
 術後の経過をみながらの生活は不安がつのり、悩むことばかりでした。そんな毎日でしたが、自治会の年間週一で実施している会合に誘われて行きました。家にこもっていても認知につながるし、自分も変われるかと思い参加しました。「元気になって良かったネ」とはげまされながら、自分の出来る範囲内で編物や鍋しきの折り紙等の作品作りを遅い作業ではあるが始めました。わからない所を教えあったり、聞いたり、今までの心配も少しずつ忘れる事が出来、週一の会合には元気をもらえるようになりました。また老人達の集まりが違った場所で行われる時には車に乗せて行ってもらえるし、仲間の有り難さも知る事が出来、会合に参加して良かったと思っています。術後の経過も徐々に良くなっていると医師にも言われました。
 しばらくぶりの集会では会えなかった友人にも会えたし、嬉しさ、楽しさ、めずらしさ、健康づくりにはとてもいいなと思いました。車の内ではそれぞれの話に花を咲かせ、良い気分にもなりました。笑ったり、おしゃべりしたり、大声で歌をうたったり、旅行の話を聞いたり、体に対するはげみになりました。進んで行動を起こせる様にもなりました。皆の集会では知らずに元気をもらえるし、各々がかかえている悩み、心配事有りでも解決してくれる楽しい集会です。中々この様な集まりに参加することは勇気がいりますが、だまって家にとじこもっているよりは、子供達の心配のたねにならない様にと、がんばって参加して良かったと思っています。皆とおしゃべりする事でたくさんの元気、生きる勇気をもらえました。自分に対する素晴らしい健康づくりです。
〔佳作〕
「ふれあい卓球」からの健康づくり 神奈川県 工藤 孝之 様(77歳)
 「ふれあい卓球、とっても楽しかったよ。来年もよろしくね」
 顔なじみの卓球仲間A子さんが声をかけてきた。確か私より三つ上だと聞いたことがあったな。すると八十歳か。いや、とてもそうは見えないけど。一汗かいた後なので、ほんのり紅潮したほほがひときわ輝いて見える。健康そのものの笑顔が実にさわやかだ。
 今、地区センターの体育館で、「ふれあい卓球大会」が終わった所である。卓球を通して地域ふれあいを図る目的で、六人編成の十六チームでダブルス試合を競うイベントだ。
 卓球は高校時代からやってきた。あくまで運動の一環なので、大きな大会に出て入賞するレベルではなく、楽しくやろう、をモットーに続けてきた。喜寿を迎えた現在も、その精神を活かし、週末に二時間、気の合った仲間達とダブルス試合の練習で汗を流す。卓球は年齢に関係なく、多少足腰が弱っている人でもできるのがいい。無理に動かなくても、スマッシュをしなくても、ラケットに白球を当てるだけで楽しめるのだから。
 高齢者にとって最大の関心事と言えば健康づくりである。自身が感じていることは、好きなことをやる。それに尽きる。私の場合は卓球だった。それと、健康づくりには、運動はもちろんだが、心の癒しも欠かせない。
 実は五年前から、仲間から強引に薦められて、私は「ふれあい卓球大会」の実行委員を務めている。当初は、面倒くさいな、思ったこともあったが、実際にやってみると、企画会議や資料づくりなど、脳細胞を刺激することが多い。おかげでボケ防止にも役立っているし、こうして大会が終わった後にはいろんな人から声をかけてもらえる。ささいなことだが、とてもうれしい。
 「ふれあい卓球」からの健康づくりを謳歌しているこの頃である。
〔特別賞〕
楽しみながら健康づくり 芳賀町 福田 タカ子 様(85歳)
 人生百年時代。私は今年85歳。息子夫婦は隣に家を建て私は別居の一人暮らし。毎朝、元気確認ということで挨拶に来てくれるので安心。時間を作って買い物に出かけたり、友人との会話や町の行事等に参加し、仲間作りをしている。健康を維持するには、適度な運動、食事、睡眠、そしてリラックスできる時間が大切。まず、運動では、町のノルディック教室、運動教室では、マットやチューブで筋肉運動、自転車をこいで有酸素運動を皆と一緒にやるので頑張れるのだと思う。食事では、町の食生活推進委員として研修したことを調理実習や運動したりして、地域の方に伝え、フレイル予防などに役立っている。自分自身もバランスの良い食事を心がけている。畑で野菜作り、庭や花壇の草とりや手入れをし、体を動かして疲れるが、夜はぐっすり良い睡眠がとれている。
 ボランティアとして、高齢者への弁当作り(調理)をし、和気あいあいの楽しいひとときを過ごしている。その他、語り部として小学校や施設に出向いて民話を語り、熱心に聞いてくれるので励みになっている。
 また、脳の活性化を図るため、認知症予防のがんばる脳教室に参加し、ゲームや運動で笑い合っている。数回専門の先生を招いて運動や知識を学んでいる。手先を使うこともよいとのことで、趣味として洋服や手さげ、小物を作り、プレゼントして喜んでいただいている。最近、下野新聞紙上のナンプレを友人にすすめられ挑戦しはじめ、解けた時はバンバンザイ。
 何といっても大切なことは、健康状態を知ること。そのため、年一回の町の健康診断に加え、月一回町で行っている健康チェックの測定会に参加することによって、体内の様子を知り、安心した生活を送っている。とにかく良いと思ったことは実行して、健康長寿でいられるよう日々努力し、無理せず生活して行きたいと思っている。
過去の体験談はこちら

健診に関する川柳

健診を受けることへの関心を高め、健診に行きたくなるような川柳を募集しました。
作品に込めた想いや背景と合わせて、受賞作品を紹介します。

  • ※令和6年8月1日~9月30日に募集したものの中から、受賞作品を掲載しています。
  • ※年齢や記載内容は応募時のものです。
〔最優秀賞〕
検診で 元気に老いる 術を知り 那須烏山市 碓氷 正和 様(81歳)
まず必要なことは医学的な検査によって自分の健康状態を知ることである。検査結果を知ったら、その結果から老後の健康維持のための方策を考え作り出していくことである。
〔優秀賞〕
健診は 老いても元気に 過ごすため さくら市 内山 正 様(80歳)
健診で病気を早期に発見して治療を怠らなければ、高齢になっても健康な身体で元気に日常生活を送ることが出来る。
〔優秀賞〕
予備群を 甘くみないで 健診へ 静岡県 川瀬 和子 様(72歳)
私は自分の健康に自信がありました。ですから、医療保険は死ぬまで使わないだろうと思っていました。ですから、健診に行かず、甘い物好き。
ある日突然消化不良になり、膵臓癌かもしれないと入院・手術。幸い癌ではなかったですが、糖尿病になり通院生活に。もっと気をつけるべきでした、と反省。
〔佳作〕
健診で 生きよう百歳 今何歳 塩谷町 森田 美博 様(77歳)
100才時代を定期健診で楽しく生きて行こうとしているが・・・はて?
今私は何歳になったんだっけ?
〔佳作〕
年重ね 健診結果に 耳澄まし 北海道 山本 悦子 様(78歳)
年齢を重ねるごとに体の変化、健康に対する意識が高まり、健康診断の結果に敏感に。
自分の体としっかり向き合い、未来の健康を守る大切さをよみました。
〔特別賞〕
健診が あの世ことわる この元気 市貝町 永嶋 静江 様(90歳)
先ずは定期健診、そして早期発見、直ちに早期受診と治療、完治し、元気を失わず、健康寿命を願って、この世で楽園生活をしたい。
過去の川柳はこちら
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